手紙と言葉のある暮らし

〜風のように気まぐれに、かたつむりのようにゆっくりと〜


逆境からの成長:手紙が私の支え

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あなたは、どん底に落ちた時、「心の支え」となったモノ/コトはありますか?
私は「手紙」でした。

「200万円の借金」「100社以上に履歴書を送っても不採用」
私は、過去、この2つを同時期に経験しました。
なぜこのような状況に陥ったかはここでは割愛しますが、お金も仕事もなく、もうどん底でした。

もう目の前も見えなくなり、何もやる気が起きない、絶望の日々。

しかし、そんな絶望の日々でも、数は減ったものの文通だけは続けていました。

絶望の日々でも、自宅のポストには手紙が世界中から届きました。
手書きの文字や便箋の柄、それぞれの手紙が個性を持ち、私にとって特別な存在だったのでしょう。

手紙を受け取るたび、その人の思いや感情が伝わってきました。
何気ない文章でも、何か特別なことを共有しているような感覚でした。

手紙を書くこともまた楽しみで、相手のことを思いながら文字を綴る時間は心の支えでした。

か細い、元気のない文字で書いては相手に心配をかけてしまう。
そのため、1mmの明るい話題を見つけては、それを楽しく書いていました。

そんなことを続けているうちに、自然と私自身も元気になってきたのです。

そして、相手が疲れているのかもしれないと感じた時、励ましの言葉を添えられるようになりました。

手紙のやりとりを通じて、自分も元気になったし、相手に寄り添う方法も学べました。

手紙を通じて、世界中の人々と繋がり、共感し合えることは素晴らしい経験だと思います。
どん底でも続けていた手紙のやりとりは、私にとって希望の光であり、心の支えになったのです。

今振り返っても、この絶望の日々でも手紙は私にとって不可欠なものでした。

皆さんもどん底に追い込まれた経験があるかもしれません。
その時に続けていたことはありますか?

それはどんなことでも良いのです。

それが未来への鍵かもしれません。

逆境の中で学んだこと、感じたこと、それらは貴重なものだと思います。

どん底の中にも希望があり、それを見つけることができるのは素晴らしいことです。

手紙を通じて私はそれを知りました。

未来への希望と、どん底からの成長に感謝し、今日も手紙を書いています。

写真提供元
フリー画像素材Pixabay
Canva

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