手紙と言葉のある暮らし

〜風のように気まぐれに、かたつむりのようにゆっくりと〜


私の韓国語学習物語:あの頃の経験から学んだ大切なこと

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秒単位で情報が飛び交う現代社会。
世界の国の言葉だって、翻訳アプリを介せば一瞬で理解できてしまいます。

しかし、ほんの20年程前までは、インターネットも分単位で料金が加算される、とても高価なものでした。

そんな時代、英語の手紙を書くのに大活躍したのが、この電子辞書でした。

英語辞書はもちろん、世界7ヵ国語の言葉、国語辞典、世界の辞書なども入っています。
レターセットと一緒に持ち歩いて、手紙を読むとき/書く時に分からない言葉を調べていました。

この電子辞書、実は今も現役で活躍しています。
20年も前のものですが、どこも壊れてなく、問題なく使用できるのです。
(ただし、インターネットのない時代のもののため、辞書のアップデートは出来ません。)

私にとって、分からない単語を調べながら書く手紙は、翻訳機を使うよりも何十倍も自分の言葉で書けると思っています。
そして、そのように自分の力で書いた文章は、自分の頭にも残りやすいです。

現代のとても便利な翻訳アプリももちろん活用しています。
しかし、文章をまるごと翻訳してしまうと、なんだか自分の文章ではないような気持になってしまいます。

日本語の元の文章ではあれだけ気持ちを込めたのに、翻訳された文章にはなんだか気持ちがこもっていないように感じてしまうのです。

便利なものを活用すれば、どんどん新しいことが出来るようになります。
限りある時間ほ有効活用することもできるようになります。
しかし、手紙だけはそうではなく、時間をかけて、ゆっくり、自分の言葉で書きたいな、と思います。

この電子辞書は、私の海外文通ライフを一緒に掛けぬけてきてくれた相棒でもあります。

これからも大切に使っていきたいと思います。

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