手紙と言葉のある暮らし

〜風のように気まぐれに、かたつむりのようにゆっくりと〜


VHS交換で生まれた私の韓国ブーム

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ポケベルがブームだった90年代後半、私はペンパルとよく「VHS交換」をしていました。

「VHS」とはビデオテープの規格のひとつ。
ビデオテープの規格は国によって異なりますが、規格が同じVHSの場合、日本で問題なく再生することが出来ます。

私は、特に韓国のペンパルとVHS交換を楽しんでいました。
この交換のきっかけは、ペンパルからの提案でした。

当時、複数の韓国のペンパル友達がいましたが、彼女たちはみな、日本のアイドルに夢中でした。
当時はYouTubeや動画配信サービスがないため、番組を観たいときは、その国の友達にお願いして録画してもらうしかありませんでした。

私は、彼女たちが大好きなアイドルが出演する番組をチェックし、録画して、ビデオテープにまとめて手紙と一緒に送っていました。

お礼の意味も込めて、彼女たちは韓国の音楽番組や、当時の人気アイドルが出演するバラエティ番組を録画して、私に送ってくれました。このやりとりが、私の韓国ブームの火付け役となったのです。

この時は、数年後に日本で韓国ブームになるなんて思ってもいませんでした。

様々なアイドルを好きになりましたが、その中でも、当時一世を風靡していたSMエンターテイメントのアイドルに興味を持ちました。
H.O.T、神話、S.E.S、Fly to the Sky、BoA、M.I.L.K、DANA、SHINVIなど。
彼/彼女らは、現在日本でも人気の「東方神起」の先輩たちです。

私はこの時期に韓国語に夢中になり、韓国の番組を見ながら文字を真似て書き、少しずつ身についていきました。
今はそのVHSはもうないですが、今見たらどのぐらい理解できているのかな、なんて思います。

写真提供元
フリー画像素材Pixabay

Canva

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