手紙と言葉のある暮らし

〜風のように気まぐれに、かたつむりのようにゆっくりと〜


書かなくても良い日、そして再び書きたくなるとき

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いつもの午後、窓の外には青空が広がり、心地よい風が吹いていました。

私はいつものように紅茶を片手に机に向かい手紙を書こうとしました。
しかし、全くペンを走らせることができないのです。

その日の自分の気分や相手の手紙の内容などによっては、心がグラグラ動いてしまい、手紙を書きたい気分が消えてしまうことがあります。
いくら考えてもネガティブなことしか思い浮かびばないこともあります。

もし、今自分の中にある悩みなどが原因なのであれば、相手にもよりますがそのまま気持ちを書くのも良いでしょう。

しかし、その時の相手は、文通をはじめて間もない相手でした。

手紙は、日常の中で大切な瞬間を共有し、心を温かく包み込んでくれるものです。

手紙を書くことは、感謝や思いやりを伝える方法であり、手紙を受け取る人も、その言葉に触れることで相手の心を感じ、深いつながりを育むことができます。

そのため、その日は書くのを止めました。

きっと、今日はそんな日なんだな、と思いながら。

このように、手紙が大好きでも、書けないことがあります。
趣味なのですから、書けない時に無理に書く必要はないと思っています。
それに、苦しい気持ちで書くと、その気がなくても相手に伝わってしまうものです。

一旦書くのを止めて、また日を改めて手紙を読んでみると、また新たな感情になり手紙を書きたくなるかも知れません。

そんな気分になったら、また書いてみると良いのだと思います。

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