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手紙が届くこと/送れることは「当たり前」ではない

海外文通
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「今手元にある手紙が海を渡って外国へ届けられることは当たり前ではない」

そう思ったのは2020年、世界中が新型コロナウイルスでパニックになり、日本でも緊急事態宣言が出た時でした。

外国との行き来が制限されたため、飛行機も減便。
荷物を送る輸送便もその対象でした。

手紙は飛行機で海外に届けられるため、多くの国宛の航空便が引受停止、または大幅な遅延となりました。
ペンパルの沢山いるドイツもその対象、引受停止となりました。
郵便局に出すことさえできず、ポスト投函しても自分の所へ戻ってきてしまいました。

海外文通を始めて数十年、今までこのようなことはありませんでした。
書いた手紙をポスト投函/郵便局へ出せば、海を渡って相手の元へ届く。

それに慣れて、「当たり前」だと思ってしまっていました。

そして、静かな東京オリンピックも終わり、ようやく引受け再開された頃に、今度はロシアとウクライナによる戦争。
航空便は全てアメリカ経由に変更となり、今までより届くまでに時間がかかるようになりました。

ロシアやロシア系のペンパルとは音信不通、ウクライナのペンパルともやがて音信不通になりました。

そうです、手紙が届くこと/送れることは「当たり前」ではないのです。

受け取ってくれる相手がいるのはもちろんのこと、
便箋や筆記具などを作ってくれる文具業者さん
郵便を引き受けしてくれる国内の郵便局員さん
国際交換局で引受をしている検査員さん
海外輸送してくれるパイロットさん
海外の郵便配達員さん

色んな方の力があって送ることができるのです。

それまでは、どこか「海外文通は自分の力でやっている」という気持ちがありました。

コロナ渦になり、沢山の方が苦しい思いをしました。
それは否定のしようがありません。
しかし、コロナ渦で様々なことが制限されたからこそ気づけたものもあるのではないかと思います。

送れることに感謝して、今日も手紙をポスト投函しようと思います。